葉山で事業をされているハヤマロックス様の名刺を制作させて頂きました。
印刷は掠れた感じの仕上がりにしたいということでフリッター(グレー／220K)をご選択頂きました。
フリッターは見た目でも凹凸がはっきり解るのですが、見た目以上に紙の高低差が激しい紙です。例えばエンボス紙で有名なマーメイドも見た目は激しい凸凹があるのですが、繊維の密度は平均的にあります。一方フリッターは密度が低い箇所、高い箇所にムラがあるので印刷した際、不規則に掠れる部分が出てきてしまいます。
蛍光灯などの光にかざしてみると繊維の密度にムラがあることがよく分かります。
今回、紙の色はグレーをご選択頂きましたが、220Kまでの連量ですと、白系の他に、ブラック、バフ、ブラウンという面白い色も揃っています。グレー地に青と赤という配色が独創的で、ワイルドでもありクラシカルでもある印象に残る名刺になりました。